記憶の風化

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うれしいことの記憶も、悲しいことの記憶も、時間の経過とともに風化してしまう。
うれしいことが風化するのは寂しくも思えるが、悲しみの記憶は速く風化させたい。
「時間が忘れさせてくれるさ…」と映画の台詞では言われてる。
実際に、ショッキングな出来事を乗り越えるためには記憶の風化が必要だが、精神的なショックからなかなか風化させられないので、傷ついてしまうのが人の心というものだ。

栃木の小学校の事件で、県内の児童達が大きなショックを受けているという。
自分と同じ小学生が、自分と同じように毎日通学している途中で連れ去られ殺されたのだから、計り知れない恐怖と死への恐怖にさらされているのだろう。

学校への送り迎えを親がしているという。
犯罪から身を守るためなのだから、仕方ないかもしれないが、そのやり方では自分の子供しか守れない。自分の子供だけが無事に帰宅できれば、隣の家の子供が連れ去られても殺されてもいいのだろうか。
きっとワイドショーのインタビューで「お隣のお子さんだったので、とてもショックです。挨拶のできるいい子だったんですよ…」とか答えるのだろう。
通学路がどのくらいの距離があるのかわからないが、もっと地域住民を巻き込んで通学の子供達を守っていかないと、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」になりかねない。
送り迎えのできない家庭の事情の子供達はどうしているのだろう。
車の無い家、母親が出産直後だったら、病気だったら、どうするのだろう。

子供達の心のケアちゃんとできるように家庭や学校や警察がいろいろと努力をしているらしい。
地域の人たちが見方なんだという心構えは、犯罪の防止にも心のケアにもいいことなんだと思うけど。
報道も、犯人探しの警察ごっこや、興味本位の取材はやめて、心のケアに役立つ報道をするべきだ。
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by noriko.f | 2005-12-08 13:47 | つぶやき  

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