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演奏とかいろいろ

ソンの演奏をやり始めてなんだかんだで5年が経ちました。
いや、もうちょっとかな?

きっかけはサルサの師匠の塩田氏がキューバから買って帰ってきた1本のトレス。
ソンのCDは片手で数えられるくらいしか持っていなかったし、演奏するという発想すらなかったわたし。いや、わたしたち。
レッスン後の集いで塩田氏のトレス演奏によるオルビドが始まった。
子供の頃から音楽、歌が好きなので、飛びつきましたよ、やりたーいっ!ってw

クラーベ、マラカス、コーラスから始まり、「ちょっとギター弾いてみたいです!」と言ったらもうそこからギター担当になっちゃった。
ソン・デ・ラ・ローマはまだコード覚えてないので弾けませんとか、Emってどうやって押さえるんですか?みたいな感じでしたね、当時はw

何事も継続する熱意があれば何とかなるもの。

ギターも途中1年くらいは放置してみたりいろいろでしたが、ちゃんと習い始めてからは1曲が形になってきた。
教えてくださっている末永師匠も、はじめの頃はかなりイライラされたんじゃなかろうかと思うくらいモタモタしてました。

ハバナではオスカル・バルデス師匠に歌とマラカスを習い、東京に戻ってからは斎藤師匠にピアノを習い始めました。
また、モタモタのヨチヨチですが。
その段階がダサクて、すっごく嫌なんだけど、そこから脱皮できるまでくいしばらないと前に進まないので、捨て身な感じで飛び込んでおります。
ハバナではあのいかつい人相のオスカル師匠の目をじっとみて、決してそらさず必死でした。レッスンが終わってソファでコーヒーをいただきながらお話をしているときは怖くて目をそらしちゃうときもあったりなかったり・・・
オスカル師匠も熱心で、わたしも、スペイン語がカタコトとかそんなことはどうでもよくなって、必死でした。

何せ負けず嫌いな性格故、できないことが嫌、できない自分が嫌、練習してもこけるとさらに嫌。
ま、それが継続する熱意につながるのでしょうが。

何度も書いているかもしれませんが、わたしは塩田氏との出会いが人生の転機になったと言っても過言ではないくらいに大きな影響を受けたのです。
もし、8年前、塩田氏と出会っていなければ今の自分は存在していません。
仮にサルサに興味を持って踊っていたとしても、六本木でフラフラするだけのおばさんになっていたでしょう。
人に教えるという発想もなく、演奏するという発想もなく、キラキラしたものだけを求めて海藻のようにさまよっていたに違いない。

あー、またもとりとめのない日記になってしまった。
つまり、幸せなんです、今、とても。
それはなぜかというと、自分自身も成長したと感じることがあるし、綾瀬クラスのみなさんの意識が高まっていることや、成長ぶりを目の当たりにできて、嬉しいのです。
そして、家族の一人ひとりが関わることに興味を持ってきたことが継続の力であると感じているからです。
さらに、やりたいことがあって、目標があって、忙しいけれどそれに向かって突き進む環境にいることが嬉しいのです。

はー、幸せ自慢しちゃったよ。

by noriko.f | 2008-05-30 15:25 | La musica cubana  

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