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島唄

演奏の演目の中に島唄があります。
沖縄は悲しくも第二次世界大戦の戦地であったという歴史があります。
島唄もそんな歴史を含んでいるだろうという想像はしていました。
が、この曲の誕生に至る話は知りませんでした。
本日とあるTV番組で作曲者の宮澤さんがその種明かしをしていました。
沖縄でひめゆりの塔にいたひめゆり学校出身のおばあさんに戦争の話を聞いたそうです。それまで、彼の世界にはそんな事実はみじんもなく、その無知さにいらだちを感じたそうです。その時の思いから生まれたのが島唄です。
家に帰り、またあのおばあさんにあったら聴いてもらいたいという気持ちで作られたのが島唄。そんな思いがあるからこそ、時を経て、海を越えていろいろな人が歌うのでしょう。南米でよく歌い継がれています。2002年にアルゼンチンのサッカー代表応援ソングになったそうです。深い思いは国境も言語も越えて旋律で伝わるのでしょうか。
自分が演奏するとき、そんな意識が欠けていると感じている矢先に、知り得た情報でした。主にSONを演奏していますが、知識も意識も足りないのだろうとかみしめていたところでした。
自国の唄であっても、その意識足りないとエネルギーが無いと思います。
まだまだ、もっともっと、前へ前へ。
課題は山積み。

by noriko.f | 2005-09-26 23:27 | CUBAキューバ  

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