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世界のドキュメンタリー

時間に余裕のある日の夜は、年末に放送されたカストロの番組を少しずつ見ている。
本当は見逃したのだけれど、録画したものを借りて見ている。
BS世界のドキュメンタリー
2003年にフランスのジャーナリストがキューバへ行き、カストロと対談した貴重なもの。

5回に分けての放送で、1回が1時間弱。
ほぼ同じアングルで、ほとんどカストロが話していて、
ジャーナリストは時々質問をしている、といった感じ。
で、最初はスペイン語なんだけど、途中から吹き替えになっている。

少し前に特集されていたチェ・ゲバラの番組を見たり、革命についてのあらすじを本で読んだりと多少の予備知識はあったものの、やはり本人の口から熱く語られる革命の経緯、バティスタ政権、USAとの関係など、迫力もあるし、説得力がある。
本当に怒りをあらわにすることがどういうものなのか、己の欲に流されない革命はどういうことなのか。

カストロについては、宗教弾圧を行った独裁者だとか、ローマ法王との関係やさまざまな圧力から真の姿が見えにくいという印象がある。
医療費はもちろん、教育費は大学まで無料、法案の変更を唱える権利が国民にある国づくりをしている人なんだけどね。
大国の圧力にごまかされず、事実を見据えるのが難しいのが現代なのでしょう。
Wikiのカストロに関する情報は怪しいところがたくさんあったし。

だけど…
気がつくと最後の10分くらいのところで寝てる…
これは、時間のあるときに再度見直す必要がありそうだ。


綾瀬クラスの中に、キューバという国を理解しようとしている人、カストロやチェ・ゲバラがどうして革命を起こしたのか、知ろうとしている人がいる。
わたしのつたない説明を聞いて、興味を持ち本を読んだり映像を見たり。
とても嬉しく思う。
どうしてサルサを踊ろうと思ったのか、動機はなんでもいい。
でも、サルサは何なの?ソンって何?キューバってどんな国?
そうやって発想を展開させてこそ学ぶ意味があるのではないだろうか。

つまらないことで一喜一憂する前に、目の前にあることをよく知ることが大事。
限られたレッスンの時間や、食事のときに説明できることはわずかだし、自分で勉強することに勝るものはない。
口を酸っぱくしても意味はなく、その姿勢は自発的でなくてはならない。
キューバへ行きたいっていう友達がいるんですけど…と言う人には、こういっている。
お金持ちが南の島で遊ぶ感覚で行くなら、グァムやハワイに行ったほうがいいよと。

by noriko.f | 2008-01-31 12:58 | CUBAキューバ  

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