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人懐っこい人々

4/5に江東区街角アーティストとしてのイベントがありました。
門前仲町の駅の近く、深川(だったかな?)にかかる橋、石島橋の袂での演奏です。

途中、屋形船に乗った人が、新内を演奏しながら橋の下を通過する時は音を止めなくてはならず、また、屋形船が通るところがこのイベントの一つのうりなので、見物の方も写真を撮ったりと賑わいます。

一緒に演奏した、美香ちゃんや健ちゃんも写真を撮ったりしていました。
私にとっては、あの曲(新内のお決まりのフレーズ)が、耳にタコという感じであまり興味が持てず…
自分が小さい頃に母がよく新内だとか小唄だとかを聴きながら掃除をしたりしていたので、お腹一杯の感じだったのです。まさか、数十年ぶりにここで聞くとはねぇ。

商店街からのゲストで、演歌の歌手の方が歌ったり、手作りサンシンで弾き語りをするお兄さんがいたり。
演歌の方のPAの人が私達のアンプの調整してくれたり、サンシンの弾き語りのお兄さんが一緒にセッションしたり、ステキな出会いとか、ステキな偶然とか連発で楽しかった。

お花見に来ている人々も下町特有の人懐っこさで絡んでくれる。
「何時からやるの?」「何をやるの?」「ジャズはやらないの?」次々に話しかけられる。
年配の男性が「ベトナム戦争の前にアメリカにいたことがある、ヒスパニック系と仲良くしていたから、ラテン系の曲が懐かしい!」と言って、片言のスペイン語で会話してみたり、ビールをおごってくれたり(私は車なのでレモネードです!)、焼き鳥くれたり。
ワイン片手にずーっと聞いていてくれたおばちゃんはうなぎくれました。
なんかこの感じはサンティアゴ・デ・クーバみたいだなぁ…。

商店街のみなさんも橋の上で出店をしている。
おせんべいやのおじさんは、私達の演奏に合わせて腰を振りながらおせんべいを売っている。
この感じはCUBAの街に通ずるものがあると感じました。

それは、暮らしの環境が似ているからかな。
下町、商店、家族経営で、家族同士が隣近所の家族同士と関わりながら生活している。
どこに誰が住んでいるか知っていて、快く干渉しながら、でもどこかお互いに守られながら付き合っている感覚。

東京の下町で生まれ育った私にとっては懐かしい感覚です。
(Santeliagoで知り合ったえまちゃんは、大阪に似ていると言っていた)
下町ならではの思いではいくつかありますが、
昼寝から目が覚めると、家に誰もいなくて、泣きながら外に飛び出したりすると、
隣のおばちゃんが「お母さんはさっき買い物に行ったよ、うちでお菓子でも食べて待ってなさいよ、すぐに帰ってくるから」と言われ、あがりこんでお菓子をもらって待っていたり、
銭湯に通っていたので、隣のお姉さんを迎えに行って一緒に銭湯に行ったりと、
隣近所の人と関わりながら生活していました。

Santeliago de Cubaの街では生の音で、CDで、常に音楽があふれています。
住宅街でも大音量でCDをかけていたりするので、ライブ会場かな?と勘違いしたこともありました。
日本では音楽と関わることなく生活してきたかというと、実はそうでもないと思われます。
まぁ、私が幼い頃の昭和の話ですけど。
三味線や日舞を習っていた母の影響ですが、家では常に何かしらの音楽がかかっていました。
新内や小唄が多いのですが、たまに50年代の音楽、えーっと、ベンチャーズとか、ニール・セダカとか、日本の古典からガラリと洋楽へと飛んだ入りしていたので、これまた近所の人に今日は洋楽か?などと言われたりしてました。
近所の家でも、ラジオを聞いていて、それが外に聞こえていたりしました。
材木屋とか、畳屋とか、そういうところだったかな。

小学生の頃はピンクレディーが流行っていて、レコードをかけて毎日踊っていました。
その様子は隣のおばちゃんも知っていますw
そのうち、合唱クラブに入り、コンクール前には家でも練習するのですが、ある日のこと、屋根に上って歌ったことがあり、それは近所中に聞こえていたようで「歌が上手くなったねぇ」と言われて、急に恥ずかしいと思った記憶があります。

どれもこれも懐かしい記憶で、その触れ合いが不快だと思ったことはありませんでした。

今でも、私達の生活に必要なことだと思っています。
うちは、隣近所からクレームを受けることが多いので、なんだか窮屈に感じていますが。
ギターの音がうるさいとか、猫を外に出さないでとか。
それもこれも、日常でのコミュニケーションがないから、他人に自分達の生活を脅かされているという視点でとらえられているのでしょう。
ちょっとマンション暮らしは窮屈で、平屋でもいいので地面に近いところで生活したいと考えるようになりました。

長くなり、しかも取り留めの無い文章になってしまいましたが、その下町のいい感じ、大事にしていきたいものです。
CUBAから学ぶものはたくさんあったけど、わたしはそれを自分の身の回りから発信していこうと考えています。

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by noriko.f | 2008-04-14 10:48 | CUBAキューバ  

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